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阿賀野市立水原小学校
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お知らせ
11月号 巻頭言「マラソン記録会」

 瓢湖には、冬の使者白鳥も訪れ、秋も一段と深まってまいりました。子どもたちは、毎日元気に学校生活を過ごしています。9月26日(木)には、雨が心配な空模様でしたが、マラソン記録会を行いました。子どもたちは、元気一杯、最後までよく頑張りました。子どもたちは、この日のマラソン記録会を目指し、マラソン旬間で毎日マラソンの練習を積み重ねてきました。その成果を十分に発揮することができました。走るのが得意な子にとっては、マラソン記録会は、楽しみな学校行事です。しかし、走るのが苦手(にがて)な子にとっては、マラソン記録会はあまり楽しくない学校行事です。「もしも、一生懸命走っても、順位が終わりの方だったら、嫌(いや)だなあ。」と思っていた子も多くいたと思います。各学年の1位や2位になった子は、さすがに見事な走り方をしていました。トップで走ってきて、大勢の人たちに注目される中でゴールする時は、天にも昇る気持ちだったでしょう。努力したことが実り、うれしさも格別だったと思います。たとえ順位が上位でなくても、どの子もよく頑張りました。私は、特に、順位が終わりの方の子どもたちが最後まで頑張る姿が、強く印象に残りました。高学年の男子のレースの様子です。レースも終盤に近づきました。大部分の子どもたちがゴールをして、グラウンドで腰を下ろして休んでいます。トラックでは、まだゴールを目指して、走っている子がいます。かなり疲れているようですが、歩いたりしないで、精一杯走っています。いよいよゴールが近づいてきました。周りから、大きな拍手が起こりました。「頑張れ!」と声援も聞こえてきます。最後の力を振り絞って、ゴールしました。ゴールした子の表情からは、「よし、やったぞ。」という達成感が伝わってきました。たとえ、順位が終わりの方でも、途中で走ることをやめないで、最後まで走り切ったことは、本当に立派なことです。私も、応援していた皆さんと同じように心から拍手を贈りました。順位が終わりの方で、ゴールした子どもの感想です。『練習のときは、タイムが9分45秒でした。それで、くやしくてマラソン旬間で絶対に体力の限界までがんばるようにしました。それで、本番当日で、ぼくは、順位はよくなかったけど、9分30秒になったので、うれしかったです。あとマラソン記録会のおかげで、すがすがしい日になりました。うれしかったです。』よく「マラソンは、自分との戦いだ。」と言われています。この子は、たとえ順位がよくなくても、自分との戦いで、勝利を収めることができたと思います。これからも、たとえ、苦手なことや嫌なことがあっても、そこから決して逃げないで、乗り越えようとがんばる自信がついたはずです。それぞれの子どもたちの確かな成長を見ることができたマラソン記録会でした。私も、最後まで頑張った子どものように、すがすがしい気持ちになりました。