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阿賀野市立水原小学校
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お知らせ
学校だより9月号 巻頭言「流れ星に願いを」

 昔から、流れ星が消えないうちに願いごとを三度唱えるとかなう、と言われています。ところが、流れ星が飛んだ時には、いつも「あっ」という間に消えてしまうことが多いものです。お盆前に、「真夏の夜空を彩るペルセウス座流星群が、8月12日深夜から13日未明にかけて見頃を迎える。」という新聞記事が目に止まりました。今年はピーク時に月明かりがなく、観測するには、20年に一度の最も好条件ということでした。是非ともこのチャンスを見逃さないで、流星群を観測したいと思いました。流星群のピークは、8月13日の午前3時頃ということで、午前3時前に起き、自宅の前に出て、夜空を見上げました。幸い雲はあまり出ていないようで、夜空には多くの星が輝いていました。さすがに、深夜なので、日中の暑さを忘れるくらい涼しくなっていました。辺りからは虫の声も聞こえてきました。まず、北東の夜空に向かって、カシオペア座を探し、しばらく星空を眺めていました。5分ほど立つと、流れ星が一筋の光を放ちながら、夜空を流れていきました。カシオペア座の近くのペルセウス座の周辺から八方へ、時々流れ星が流れていきました。ペルセウス座が真上近くなので、しばらくすると首が痛くなりました。首の痛みに堪えながら、しばらくの間、星空に目を凝らしました。星空を眺めていると、小学生の頃、友達と宇宙のことについて語り合ったことを思い出しました。「果たして、宇宙は、無限に広がっているのだろうか?それとも、どこかに、宇宙の端があるのだろうか?」宇宙の謎にとても心が引かれたことがありました。学校の図書室で、友達と宇宙関係の本を探し、宇宙のことを調べましたその頃から、星空を眺めることが好きになりました。世の中には、不思議で分からないことがたくさんあるんだなあと思いました。宇宙の謎は、大人になった今でも、とても興味があります。時々、宇宙関係の本を読んだり、星座を眺めたりしています。特に、好きな星座は、夏の白鳥座と冬のオリオン座です。ところで、肝心の流れ星の観測の方は、約30分間で、22個の流れ星を見ることができました。22個の流れ星は、消えるスピードも様々でした。中には、やや長く光を放ちながら、消えていった流れ星もありました。その間に、いくつかの願いごとを唱えることができました。その願いごとの中には、水原小学校の子どもたちが、9月から全員元気で、学校生活を過ごすことができますようにと、もちろんお願いしました。太古の昔から世界各地で、多くの人々が星空を眺め、星座を考えたり、宇宙の謎を追究したり、果てしなく続く彼方へ思いを馳せたりしてきました。「悲しいことやつらいことがあったら、夜空の星を眺めてごらん。果てしなく続く広い宇宙を見ていると、自分の悩みごとがちっぽけなものになってくるよ。」 こんなことを、子どもの頃に聞いたことがあります。つらいことがあっても、なくても、時には夜空の星を眺めてはいかがでしょうか。